映画『カミングアウト』公式サイト

作品情報

ストーリー / イントロダクション / 映画祭リポート / 主題歌 / メディア情報 / 監督コメント


ストーリー

陽はゲイの大学生。
サークルの同級生で親友の昇に片想いをしているが、
大学のサークル仲間にも、一緒に暮らす家族にも、ゲイである事は隠している。
唯一、新宿二丁目の行きつけのBarB♭ではありのままの自分でいられる。

以前に比べれば、セクシュアルマイノリティも少しずつ生きやすい時代になってきた。
しかし仲間達との友情や恋愛の他にも、就職や結婚など将来への不安は尽きない。

過ぎ行く日々の中、陽の周囲に起こる様々な出来事。
いつしか、陽の中にある思いが生まれ始めていた。
葛藤の末に陽が進む道とは…。


イントロダクション

「世界がもし100人の村だったら、そのうち11人は同性愛者だそうです。
統計学的には2%から10%位と言われています。およそクラスに1人いるということになりますね。
多くの当事者がそれを隠しています。なぜでしょう」
---本編台詞より抜粋

「企画の発端は、不健全な現代日本を揶揄するために“自分自身と向き合う姿” を描こうと思ったこと」。
こう語るのは、近年活躍が目覚ましい期待の若手監督・犬童一利。

主演を演じるのは、『特命戦隊ゴーバスターズ』の橋直人。
連日の徹底的な稽古により、難しい役所を見事に演じきった。

テレビ・新聞・週刊誌などのメディアで実際にカミングアウトをした、
当事者の歌川たいじ・一ノ瀬文香・秋山浩介(TooT Aki) も重要な役どころで出演を果たした。

「ききまたく」による主題歌『応援の唄』が彩りを添える。

映画を観た後、あなたの価値観はきっと変わります。


映画祭リポート

2014年7月20日。劇場公開に先駆け、第23回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で先行上映された。

チケットはソールドアウト。
急遽立ち見席を設けるほどに。

この日は舞台挨拶があり、一ノ瀬文香 ・ 秋山浩介(TooT Aki) ・歌川たいじ ・ 美漸 - Bizen・杉崎佳穂 ・ 辻恵美 ・ そして監督の犬童一利が登壇。出演者の軽快なトークで盛り上がり、大盛況の内にイベントの幕を閉じた。

劇場公開は2014年11月29日(土)〜12月19日(金)、渋谷ユーロスペースにて。お見逃しなく!!

>>> 第23回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭オフィシャルサイト


主題歌 『応援の唄』 ききまたく

ききまたく プロフィール

『明日生きる力になるために』
FunkyにしてSoulfulな世界を、アコースティックギターに乗せて唄う 「聞間 拓」。
情熱的且つ繊細なメロディと言葉を、ピアノに乗せて唄う 「小川 徹」。
二人の音楽が織り成すユニット「ききまたく」。

2010.11.12 吉祥寺Star Pines Cafeでのワンマンライブを期に結成。 同時に1st ALBUM「RE:BIRTH」を発売。
2011.10.30 渋谷公会堂での出演を果たし、その2週間後、 2011.11.13 吉祥寺Star Pines Cafeで、
2回目ワンマンライブを成功させる。 同時に2nd ALBUM「アクセル」を発売。
2012.11.09 渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて、3回目ワンマンライブを成功させる。 同時に3rd ALBUM「DUO」を発売。

現在、年間100本以上のライブをこなし、都内を中心に、精力的に活動中。

>>> ききまたくオフィシャルサイト


メディア情報

▼雑誌

○雑誌「シネマスクエア」vol67(主演・橋直人インタビュー)

○「Badi」6月号(巻頭)


監督コメント

心の中ではどこか不満を抱きつつも、流れで生きていける現代日本に対して不健全さを感じていました。
《自分と真剣に向き合う事》 を描くために、今作では同性愛者のカミングアウトというテーマを選択しました。

前作『SRS♂ありきたりなふたり♀』では性同一性障害の恋愛がテーマでした。
前作・今作と取材をする中で感じたのは、LGBTに対する世間の“圧倒的な情報不足”です。

世間が未だ持つ固定観念や偏見の多くは、情報不足が大きな原因だと感じました。
時代と共に環境も変化はしていますが、制度面含め諸外国と比べて日本は遅れていると思っています。

《まずは知ること》 この映画を通してLGBTに関わる日本の現状が少しでも変わることを願っています。

犬童一利